現在中古市場が活況であるのは、新車販売時における部品調達に遅延が出ていることなどさまざまな背景があると言われております。そのために供給よりも需要が勝っており、程度の良い中古車の取引が活況になっているのです。また不利モデルの車やバイクが再注目されており、プレミアが付いたモデルは新車価格に迫るだけではなく、当時の新車価格を越えるものすらあります。トラックの場合は旧車などとは需要が異なり、実用品として運送会社や道路工事などの荷物を運ぶために利用されているのです。
上下水道を整備する時には4トン車が使われることが多くあり、道路のアスファルトを剥がして廃材をトラックに詰め込んで工事を行います。反対にアスファルトの再舗装をする時には、10トンのダンプにアスファルトを積載してきて、ローラーで整えながら冷えるのを待つことで強度を出すのです。4トントラックも2トントラックも普通自動車免許で運転出来るので、数多くの場面で利用されるケースが多くあります。需要があるために買取価格も安定しており、古い車種でも買取依頼で金額が付くのです。
一般的な乗用車では逆に歯医者手数料などが必要なケースもあるので、実用車の人気が買取価格に反映されている証拠になります。日本では使われなくなったトラックでも、東南アジアに輸出されて現地で再整備されて現役で活躍しているのです。日本車の耐久性や信頼性は、国や時間を越えて評価されております。今後の自動車市場によっては、あらゆる車種が旧車としてプレミア化することも考えられます。