処分のためにトラックを買取店に出したときに、店側から断られてしまうケースは少なくありません。もちろん、トラック買取店は闇雲に拒否しているわけではなく、きちんとした理由で断っているのですが、いったいどのような状況だと断られてしまうのでしょうか。トラック買取店が拒否するパターンとしてよくありがちなのが、ほとんど値打ちが無い車両です。全損や水没などの事故歴がある車が代表例で、たとえ買い取ったとしても、再度自走可能にするためには高額な修理費用が必要となり、直ったとしてもその後の販売で利益がでるような価格がつくとは限らないため、断られてしまうことがあります。

ただし、トラック買取店の中には、値がつかない車両でもしっかり買い取ってくれる所があり、そのような店舗に依頼をすればわずかではあるものの現金が得られます。譲渡に必要な書類が揃っていない場合は、その時点では買い取りが拒否されます。必要な書類の中には、車検証や自賠責保険証明書のように常時携帯が義務付けられているものがあり、紛失していた場合は売却より再発行の手続きを優先しなければなりません。きちんと書類を再取得して、すべて揃った段階ならトラック買取店は取引に応じてくれます。

また、未納の自動車税がある場合や納税証明書を紛失している場合も拒否されることがあります。自動車税の納税証明書が車内に毎年度分保管されていいないと、車検が必要な場合に受けられないからです。